ペルソナの語源
Personaはラテン語です。
元々は、マーケティングとは全く関わりがなくギリシアの劇中でつける仮面のことです。
広辞苑で調べると「人」や「人格」と表記されています。
マーケティングに使われている語源は、これが近いですね。
ペルソナとは
ペルソナとは商品やサービスを売り出すときに対象とする最も最適なユーザー像の事です。
年齢や性別をはじめとし、居住地やライフスタイル、趣味など細かく指定します。
もちろん、男性と設定したからといって女性を客としてはダメなわけではありません。
男性向けであれば女性誌に広告を出すより男性誌に広告を出した方が効果的です。
SNSをあまり使用しない高齢者向けサービスなのにSNSに広告を出しても意味がありません。
このようにペルソナは、事業を勧めていく上で最も基本的で最も重要なフレームワークの1つです。
より具体的なペルソナを設定する
この設定は範囲が絞り切れていません。
・北海道在住
・インドア派
・会社員
もっと具体的にしましょう。
・34歳女性
・北海道札幌市在住
・休日は家でゴロゴロ
・運動が嫌い
・1年で5kg太った
・痩せたいとは思っている
・食べるのが好き
・会社員で事務をしている
・趣味はスマホゲーム
・口癖は「めんどくさい」
このように事細かに設定する事で、この対象のAさんは「食べながら 痩せる」「運動しない 痩せる」などのキーワードでインターネットの検索をかけるかもしれません。
そういったターゲット像を定める事で、この様な顧客に向けてブログのコンテンツや、ダイエット商品などを販売していくのです。
広告を出すにしてもむやみやたらに出して広告費を消費するよりもよっぽど効率が良いのです。
まとめ
ペルソナは商品の販売やサービスの提供など幅広いシーンで活用することができます。
マーケティングというのは相手ありきのものです。
どんなに良いものを作ったとしても、それを欲しがる人がいて、その人にその商品の存在を知らせることができたときに初めて買うか買わないかの選択が生まれます。
新規事業の開始だけでなく既存事業においても今一度ペルソナを再検討し役立てていくことも大切なことです。