今回ご紹介する手順はMacが必要となりますが、パソコンの知識がない方でもわかりやすい様に解説します。
AIは何なのかよくわかっていない方も必ずAIという単語は耳にしたことがあると思います。
AIは簡単にいうと、大量のデータを元に学習をし「分類」や「回帰」を行うものです。
今回はこの「分類」にフォーカスして説明を行います。
画像を使った分類
ポケモンの「ピカチュウ」と「ミミッキュ」ってよく似ていますよね?
初めてみたときは進化前か進化後がわからないけど同じものとして認識していました。
そこで、「ピカチュウ」と「ミミッキュ」の画像を20枚ずつかき集めて学習させます。
Xcode
手順1
「学習用データ」というフォルダを作成しその中に「ピカチュウ」と「ミミッキュ」フォルダを作ります。
手順2
Googleの画像検索を使い「ピカチュウ」と「ミミッキュ」の画像をフォルダにドラッグアンドドロップし画像をかき集めます。(20枚程度)
手順3
同様に「テスト用データ」フォルダとその中に「ピカチュウ」と「ミミッキュ」フォルダを作成し、手順2以外の画像を入れます。(5枚程度)
手順4
XcodeのPlaygroundを開き下記の3行を書いてください。
import CreateMLUI
let builder = MLImageClassifierBuilder()
builder.showInLiveView()
なんとプログラムソースはこの3行だけでOKなんです。
importでエラーになる方はこちらを参考にしてください。
手順6
画像データを学習させます。
プログラムを実行すると下記の画面が表示されますので「学習用データ」フォルダごとドラッグアンドドロップしてください。
実行するとこんな感じになります。
手順7
同様に、「テスト用データ」フォルダをドラッグアンドドロップします。
結果
このように、ピカチュウとミミッキュの画像それぞれが正しくラベルづけされています。
画面左下の「Predicted」はAIが出した答え右下の「True」が実際の答えです。
黄色いピカチュウ、白いピカチュウ、イラスト、ぬいぐるみを織り交ぜましたが
今回は100%の確率で判定ができました。
AIはすばらしいですね。
これを応用するとどの芸能人に似ているかのアプリも作れちゃうんです。